へちまの里・瀧田啓剛さん<最終回>
2007年10月02日

<瀧田啓剛さん第1回> <瀧田啓剛さん第2回はこちら>
●要らない物を捨てる時代は終わった
(じまブロ元気村編集部 以下:編)
これまで大変な苦労をしてへちまの栽培を続けてこられたわけですが
ヘチマのこれからのことについて少しお聞かせください。
25年やってきて、なんとか軌道に乗ってきたという感じですが、周りの皆さんを巻き込んでへちま栽培に取り組んできたわけですから、やっぱりへちまの栽培、生産をすることによってちゃんと利益を出すという責任があります。そのためにはこれからも色々な工夫をしていかなければいけないし、その責任があると思っています。
ヘチマの栽培をやっていて生産者として何時も思うんですが、一生懸命に育てた物を捨てるというのは非常に辛いしもったいないと思うんです。昔から農産者は色々な工夫をして自分の育てた物を最大限利用してきました。お米を作れば藁を編んで色々な物をこしらえる。
ヘチマについても同じで、ヘチマを育てるとヘチマ水を採取して、ヘチマ実でヘチマのタワシを作る。だけど茎や葉っぱは廃棄するんです。
| へちまの葉を乾燥した物(現在実験中) |
だけど要らない物を捨てる時代は終わりました。せっかく丹精込めて育てたものだから、もったいないじゃないですか。要らないと考えている物を利用して、何かいい物を生み出す工夫をしていきたいんです。
ヘチマには他の物にはない特性がありますからね。
例えば今取り組んでいるのがヘチマのお茶。これは色々な人に試飲してもらったけどとてもいい物が出来ました。他にも葉っぱを乾燥した物などの利用法も現在思案中です。
●生産者も消費者目線で
(編)
瀧田さんは射水市のお米の生産についてもお考えがあるとお聞きしましたが、
(瀧)
お米といえば新潟魚沼産が大きなブランドですが、味だったら富山のお米も負けていないという自負が我々にはあります。
しかしそれだけではダメで富山米の良さ、おいしさを消費者に伝える努力をしていく消費者目線が必要だし、そのために常に何かに取り組んでいかなければいけないと思います。
●「自然の力」ということでいいじゃないですか?
(編)
最後に、何かヘチマ水の愛用者の皆さんにお話したいことなどがあれば
(瀧)
そうですね。
よく頂くお問い合わせに、「今回ヘチマ水を購入したが前回と香りがちょっと違う」という様なお話があります。
これは、100%無添加のヘチマ水というのは基本的に農産物と同じで、採取する日やタイミングによっても微妙に異なってきます。PHだって完全に一定ではない。
でもそういう苦情があるからといって、PH調整を行ったり、香料を使ったりしたら本末転倒で、それは無添加の製品ではなくなってしまいます。
ヘチマ水は、基本的に農産物なんです。それを理解してもらいたいし、理解してもらう努力が我々にも必要だと思います。
これが何故なのか、どういう成分がどう作用しているのか、ということを大学などで詳しく分析してもらったら?というお話もあるのですが、自然の力を分析して難しい化学式を並べても面白くも何ともない、って思うんです。
私の家の蔵には40年前に採取したヘチマ水が保管してありますが、今でも全く腐らないし、見た目ではさらに透明感が増してます。だけど、それを分析するなんて言う気にはなりません。
それは
「自然の力」ということでいいじゃないですか。その方が面白いでしょ(笑)
それと、ヘチマ水の販売について言えば、やっぱり地道に一緒にやって行って頂ける方とおつきあいしたいと思います。今は海外でもヘチマ水は注目されているようで、ヘチマ水の取引の申し込みがあったりしますが、一時的なお取引はしません。私どものヘチマ水の良さをきちんと理解して頂けて、愛用者の皆様にもきちんとその思いを伝えて頂ける、そういう皆さんと末永いおつきあいして行きたいと思っています。
<じまブロ元気村『自慢人』 瀧田啓剛さん 終わり>
ヘチマ最中とヘチマ茶をご馳走になりました。
ヘチマ茶は香ばしい香りで、とても飲みやすいお茶です。
お通じにも凄くいいそうです。
| 大島地内の交通看板 | へちまの里最中 |
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